匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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──…あら、おはよう。イナリ様。
……それ、社務所にあったもの?
( 熱もすっかり引き、今度は嫌な夢を見ることも無くすやすやと眠っていたが、突然ぱちりと目を開けてゆっくりと寝返りを打ってみる。外からは暖かそうな光が差しており、太陽もとっくに昇っているようだった。そして、上半身を起こしてやや寝癖がついてごちゃついた髪の毛を撫で付けながら彼の姿を確認し、とりあえず挨拶の言葉を。ついでに彼が持っている冊子に目が止まれば、やっぱり大掃除したのかしら、と思いつつ質問を。
枕元に置いてあったスマホを再度手にして画面を開いてみるが、自分が社に封じられた瞬間らしき時刻から表示が止まったままで、もはや本来の使い所を失った其れをまた枕元の位置に戻しておく。)
…今って何時ぐらいなのかしら。起こしてくれても良かったのに。
( 彼は寝ずにずっと冊子を読みふけっていたのだろうかと首を傾げる。朝食を作るといいながら呑気に眠りこけてしまった事に少し罪悪感を感じながら上記を述べると、のんびりとした動作で立ち上がり乱れた布団を整え始める。)
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