匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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──ッ、……。
( 寝落ちてどれくらいの時間が経っただろうか。ふと生徒たちや同僚に名を呼ばれた気がして、冷や汗と共に飛び起きた。上半身を起こして目の前に広がる馴染みのない景色に一瞬困惑するが、直ぐに思い出しては乱れた息を整えようと深呼吸をする。もう、仕事へは行かなくていいんだ、と思い返すとため息を1つ吐き出して。それにしても、何だか身体が熱い気がするのは、悪い夢でも見ていたからだろうか。
汗で張り付いた髪を払っていると、ふと、何やら執筆しているらしい相手の姿を発見して、少しばかりふらつきながらもゆっくりと立ち上がってその傍へと歩み寄る。)
……何をしているの?
(手元を覗き見ようとしながら小さく訊ねると、ふと、視線の先に自分の鞄が見え、近くに置いていた書類が無くなっているのに気が付く。鞄に戻した記憶も無く、ポーチを取り出したあと無意識に何処かへやったのだろうか、なんて考えながら僅かに首を傾げて。)
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