匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
|
通報 |
『ははははっ! か、神隠し?! ふはは、そんなものを願ったのか! まるで江戸の世だな!』
(神隠しなどという凡そ現代で聞く機会のない言葉が彼女の口から飛び出し、更にはそれをイナリが叶えてやったと聞けば思わず大口を開けて笑ってしまう。酔狂にも程がある。今どき神隠しを願うこの女もそうだが、それ以上にイナリがたまらなく滑稽に思えた。神隠しをするということは魂を自分の手元に置いておくということ。それはつまり彼女の魂を縛り付けておくこと。人間は身勝手だ。きっとこの女も今にここでの暮らしが嫌になり、イナリから逃れようとするだろう。そんな不安定で身勝手な存在をわざわざ手元に縛り付けておくとは。全く後先考えないバカのすることだと、思わず素で笑ってしまう)
『…静蘭さんは面白い人だねえ。だからイナリ君に相当気に入られてるんだねえ。小袖まで与えてるんだから。良かったねえ。でもイナリ君の相手をするのも大変だろ? 仲間の狐からも疎まれる位なんだから』
(一頻り笑うと咳払いを一つし、すぐに先程と同じ様に取り繕う。嫌なことがあったから神隠しを願った人間とそれを受け入れた九尾。チグハグなようでいて似た者同士だ。面白い話題などないと言っていたが、彼女とイナリを見ていれば話題などなくても十分に面白い。だからもっと話を引き出したくて、彼女に色々とアイツにとって都合の悪いことを吹き込んでやろうと悪巧みする)
| トピック検索 |