匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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あら、奇遇ね、私も自分の性はあまり似つかわしくないと思っていたの。貴方と感性が似ていて嬉しいわ。
( 自分の性について言及されるとちらりと視線を外しつつも平然と言葉を返し、言い終わった後には小さく笑ってみせる。皮肉な事に初めてこの社で自己紹介をした際、自分でも似合わない、と比喩したことがあったが、目の前の狸に言われる筋合いは無かった。自身の社を薄暗いと表現するあたり、この社を大切にしている彼との違いは明らかだ。それに、相手の話し方はどことなく大学時代の頃を彷彿とさせる…優しかった口調が一変し、あくまで揶揄うようにして段々と此方を高圧的に捉えてくる。この社に来て随分と気持ちが溶かされた気がしていたけれど、再度表情が固まるのを感じる。
次いで自分の事を“奥さん”だと表現する言葉には一瞬眉を動かし、まだ自分たちが名も無い関係性にあることに気付いた。)
奥さんじゃないわ。
…それより、折角遊びに来たのなら温泉にでも入ってきたらどうかしら?イナリ様には私から伝えておくわ。
( 一言はっきりと否定するとその他の言葉には返事をすることなく、誤魔化すようにこの先にある露天風呂を話題に出した。そして「 私はもう戻るから 」と澄ました顔のまま相手の横を通り過ぎようと歩みを進めた。)
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