匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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(/ いいですね! ではこういうのでいかがでしょうか?)
……綺麗じゃ
(盃と空になった瓢箪を社務所へ片付けへ行き、入浴を済ませ戻ってきてみると彼女は眠っていた。勢いで想いを告げ、そして今こうして夫婦でも恋人でもない微妙な関係になった。こんなにはっきりしない関係は不健全、と思うものもいるかもしれないが、今はただ彼女と同じ想いを共有出来ている事実だけで満足だ。眠っている彼女に近付くと、その頬に手を当て優しく撫でながらぽつりと呟く。ハッと我に返ると一つ咳払いをして、そそくさと繧繝縁へ戻る。変化を解くとその上で丸くなり、これからの彼女との接し方に思案を巡らせながら、意識を夢の中へと手放す)
(久しぶりに訪れてみると、そこはよく整えられた空間だった。建てられてから随分と時が流れたのに、当時の姿をほぼ保っている。あの狐のことだから、きっと活気に溢れ楽しかったあの頃を忘れてしまわないようにしているのだろう。意味は分かるが全く理解はできない。しかし間もなく朝日が昇るというのに姿を見せないとはどういうことだろうか)
『イナリ。
イナリおらんのか?
フウリ様のお成りじゃぞー!』
(フウリと名乗った狸は声を張り上げる。だが待てど暮らせど本殿からも社務所からも出てくる気配はない。おかしい。以前ならフウリが入っただけで飛んできて何をしに来たと睨めつけるのがお約束だったのに。裏の風呂にでも入っているのだろうか。ゆらゆらと身体を揺らしながら裏の露天風呂へと向かう)
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