匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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(どうやら自分の言葉は意外にも彼女の図星を突いたようで、一瞬だけ喜の感情が浮かぶ。だが彼女の突き放したような言い方で胸が苦しくなる。彼女はイナリに迷惑を掛けたくないから、そういう言い方をしている。大体の検討は付くものの、やはり"イナリを必要としていないのではないか"と思ってしまう。他の人間から必要とされないのは納得できる。だが彼女からそんな風に思われていると考えただけで、耐え難い程の虚無感に襲われそうだった。そんな意図を含んでいる訳では無いとわかっているのに。)
…今のままではダメだ。お主が許しても、我が許さぬ!
こういうことは、ゆっくりと時間を掛ければ良いでないか! 焦ることは無い。今戻っても、お主は失敗する。何故それが分からぬ!
(一度思い込むと不安が徐々に広がって理性を奪っていく。まるで疫病のように。段々と苛立ったような口調になり、とうとういつもよりも大きな声を出してしまう。その瞬間、ふっと我に返る。何の罪もない彼女に苛立ちをぶつけてしまった。我を通そうとしたばかりに、その事実だけが残った。何か途轍もない程のことをしでかしたというように、二、三歩後退りをすると、彼女から視線を逸らし、消え入りそうな声で謝罪する)
………これではお主を傷付けた者どもと同じだな。すまぬ…。
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