＊いしのなかにいる＊【Wiz系】

>迷宮ー第四階層

うふふ、若いっていいわねぇ～。て、シグルクさんさりげにお姉さんを使おうとするの感心しないわぁ～。

(ローブを身に纏う男の声に「確かに」と納得する部分もあり、口元に手を当てつつも嬉しそうに感心の声を漏らすが、目の前にいる知人が退路を塞ぐアウルベアに対峙しながらもしっかりとトドメを頼む姿に、眉を少し八の字にして不満気な様子で口にしはするが、言葉と態度の割には軽やかな動きでアウルベアとの間合いを開けるために跳躍した。アウルベアの間合いから外れ、且つこちらの射程距離内に移動すると背中に背負う鏃を数本抜き、アウルベアの体勢を崩した知人の背が視界に入ると、1本ずつ確実にアウルベアの急所へ素早い動きで連続で撃ち抜き、アウルベアの巨体はゆっくりとした動きで後ろへ、ズンという重い音ともに倒れた。それを確認した後、改めて若い3人へと肩越しに振り向いて視線を移し)

退路を確保したわよ～。そっちの大群たちはお姉さんが時間稼ぎで牽制しておくから早くいらっしゃいな～

(これからこっちに向かってくる3人の背を守るために、少しでも助けになればと何度目かの鏃を抜いて、弓を3人の方へと向け)