狂王 2023-12-28 16:15:42 |
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>迷宮─第四階層
(どうやらまた外れクジを引いたらしい。いかにも古城の秘宝然とした宝箱を意気揚々とこじ開けて、次の瞬間にはそびえ立つ木々の間を凄まじい速さで落下していた。空中にテレポートさせられたのだと理解した時にはもう遅く、防御姿勢も何も取れぬまま、幸か不幸か真下にいたアウルベアに落石のごとく衝突する。がごん、という轟音は相手の頭蓋が軋んだ音か、自慢の鎧がへこんだ音か。確かめる間もなく地面にワンバウンドして放り出されれば、魔物が緩衝材になったのだろう、どうにか無事に着地できた事にひとまず安堵の息を吐き)
──痛ってえな、ノータリンの癖に頭蓋骨だけは一丁前ってか……あ?
(脳天への打撃にふらつくアウルベアとは対照的に、頭を押さえながらもしっかりと立ち上がる。おそらく第三階層か四階層。ひしめくモンスターの気配からして後者。悪態を吐きつつざっと周囲を伺って、振り返ったすぐ後ろに立つ人物を認めれば思わず顰めっ面を解く。弓の名手と名高いエルフがなぜ魔物の足元などにいるのか。事情を慮るより早く、ビジネスチャンスを嗅ぎつけた下心がにやりと双眸を細めさせては、彼女の返事を待つことなくハンマーをアウルベアへと向けて)
ご機嫌よう、奇遇だなあミゼリア嬢。あんたほどの有名人に会えるんなら罠に掛かるのも悪かねえわな。ところで──有名人にゃそれ相応の護衛が要ると思うんだが。
(/参加許可ありがとうございます!せっかくなので皆様に合流させていただきましたが、人数が多すぎるようでしたら適当にあしらってくださって構いません。改めてよろしくお願い致します…!)
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