狂王 2023-12-28 16:15:42 |
通報 |
>23 シエラ様
(/ご参加希望ならびにプロフィールのご提出ありがとうございます!お家の為に頑張るところが何とも健気で可愛らしい…!薬関連にお詳しいとのことで、当Cともお話しが弾みそうで交流できるのが楽しみです。ぜひご参加くださいませ!)
>迷宮─第四階層
君、それよりも先ずこのまま前衛として戦っ…て、──ぐっ!
(回復魔法を施したとはいえ感覚が戻りきらない脚でモンスターの群れから逃走をはかるより、正面から対峙して戦闘に臨む方が合理的だろう。その場へ立ち上がり魔杖を握る手に魔力を集中させながら、未だ魔物の襲来に気づいていないらしい少女の方にも応戦を求めようと向き直った瞬間、シュルルッと一瞬の動作で長い蔦が彼女の足を捉え、あっという間に逆さ吊りに。その蔦の先、獲物を捕食しようとする食肉植物をまずは討たなければと意識をそちらへ向けた為、別方向から迫る殺気から注意を逸らしてしまった。遠方からゴブリンが放った矢を左肩に受けてよろめく。肩の痛みを耐えつつ離散した魔力を今一度魔杖に込める間にも、食肉植物は戦士の少女を飲み込もうと大口を開ける。間に合わない──そう思った瞬間、飛来した二本の矢が少女に絡みつく蔦とその本体に命中した。続け様に周りを取り囲むモンスターのうち数体にも。姿を現した弓術の主、女エルフの弓使いは、おそらく先程モンスターの襲来を知らせてくれたその人だろう。このまま離脱経路を確保してくれるというが、いくら腕の立つ弓使いであろうがこれだけの群れをたった一人で相手取るのは難儀だ。魔力の充填が完了した杖の先を襲い来る数体の大ネズミに向け、攻撃魔法を放てば数本の光線がそれらを貫く。それを確認してからハーフリングの青年と、救出されたばかりの女戦士を振り返り)
…敵の数を減らして隙を作ろう。君たちも手伝えるか?
トピック検索 |