一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
通報 |
〈倉木真澄〉
「ええ…精一杯、ご奉仕させて頂きます。」
(内腿を撫でていた右手を彼の頬へ滑らせては、一度下腹部から唇を離してからにこり、と─蕩けるような笑顔を浮かべて小さく首を傾げてみせた。今しがた叩いた箇所をするり、と酷く優しい手付きで撫でては再び音を立てる程の力で叩く、と言った緩急を付けた触れ方で─手触りの良い其処を性感帯へと昇華していく。勿論下腹部に吸い付いて痕を残すことも忘れず、時折歯を立てては下腹部を軽く押し、刺激を与えてやりながら─右手を元の位置へ戻した後は、気まぐれに肝心な場所をぐり、と掌で捻るように触れてやっては絶頂に至る直前で離し、また際どい箇所を優しく撫でるような動きへと戻す─身を焦がすような熱を持った快感を彼の身体へ蓄積させ、彼のまだ僅かに残っているらしい理性を─蜂蜜のようにどろりと重い情欲の熱で、じわりじわりと溶かしていった。─そこから五条の予告通り、彼を焦らしに焦らして10分程経過した後。倉木は冷えた青灰色の奥に、捕食者の色を帯びた眼差しを向けながら─彼を喰らう許可を求めるように呼び掛ける。)
「……教祖様…もう、我慢できません。……僕に、教祖様のことを…抱かせて頂けませんか?」
──
〈五条悟〉
「お、れも……好き。」
(胸にぽす、と彼女の顔が埋められると、頭を撫でる手が強張ったものの─彼女と同じように背中に回した手に力を入れ、小声でそう答えた。)
トピック検索 |