匿名さん 2023-12-19 21:56:50 |
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……く、ぅッ…
(鶴原は唇を噛み、子供が駄々を捏ねる時のように首を横に振った。─最早有って無いような意地だが、甘ったるい声を振り撒くのは自身の─これまた有って無いような、必要最低限のプライドが許さないらしい。頬は上気し、触れられる度にびくりと震え、睨む瞳にもうっすらと生理的な涙の膜が張っている、煽情的な表情で─普段の鋭い眼光だけは失わずに、夏油をじっと見つめていた。)
──
あ、如月…クリーム付いてる。
(虎杖は如月の口元へ手を伸ばし、親指で口元に付着したクリームを拭うと─そのまま躊躇う様子もなくぺろ、と舌でそれを舐め取った。あま、と小さく呟く声が虎杖の口から漏れる。)
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