青く美しい君と翡翠の僕(〆)

へっ?!
(思わず顔が赤くなる、突然の誉め言葉に人垂らしだこの子。と顔を手でおおうもそのあと、自分の発言に緩くくびをふって、こっちを見据える相手に不安げな声で返事をする)

…
(無言で話を聞いていてどこか彼が大人びていたり純粋だった理由が分かった、そんな辛い過去に無遠慮に踏み込んでしまうとは、本当に無知は罪だと思い知らされる、相手の震える手をそっととって静かに呟いた)
…こんなことを聞いて、思い出させてすみません、君はずっと頑張っていたんですね、僕の前では、どうか力を抜いて。『自分』のままで居てください、ただ聞くだけなら、寄り添うことなら出来ますしね、
(ぽんぽん、と頭を優しく撫でる、ずっと昔、亡き彼以外で撫でたのはこれがはじめてだった、)

ノ、エル君…そういう口説き文句どうやって覚えたんですか…
(段々と声が小さく成り行く彼に思わず撫でる手が止まる、あぁもうかわいいなぁ!!という思いは胸にとどめて)