リン 2023-11-03 21:29:26 |
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──…そう、君らしいね。
(徐々に下がっていく彼の瞼を視界に収めながら簡潔に答えた。撫でていた手をゆっくりと下げてそのままスマホの液晶の照明を落としながらパーカーのポケットに仕舞い込んで)
…おやすみ、リン。
…急いで無いから、…早く具合良くなれよ。(微睡みの中にいる彼を見つめながら穏やかに目を細め。──寝息が聞こえて数分したのちに音も立てずに立ち上がれば此の儘出るのもなんだか芸がないのではと思い少し思案した後に荷物からゲーセンで取ったらしいぬいぐるみのキーホルダーをスープジャーを背にするように置いておく。
黄色いマントをつけたジト目の黒猫のそれ見て「なんだかリンっぽいなあ」と無意識にとっていたもの。「…留守番をよろしく、」などぬいぐるみに小さく申し付けながら、ファ、と欠伸混じりに部屋を後にして/〆)
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