主 2023-10-22 20:18:29 |
通報 |
……まだかしら。
( 柔らかな夕日の差し込む、誰もいない図書室にて。すっかり解き終わってしまった参考書と全て読み尽くしてしまった文集をとん、と白魚のような細い指でひとつノックしてはガラスのように繊細な声ぽつりと零して。後にも先にも、自分がこうして時間を割いてまで相手を待つのは幼なじみ唯一人。今日は部活動が長引いているのか、いつもよりもなんだか待っている時間が長い気がする。硝華はさらりと肩から柔らかなヘーゼル色の髪を揺らしながら机に両肘をついて頬杖をつけば、まるで少女漫画の中に出てくる夕日に照らされる恋する乙女のような顔をして幼馴染の帰りを待って。 )
( /かしこまりました!
そうしましたら学校の中から始めさせて頂きますね…!改めてよろしくお願い致します。 )
トピック検索 |