館の魔女 2023-10-17 21:30:43 |
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「……ありがとう。本当に、貴方は優しい人だわ。
もし、何か知りたいことややりたい事があったら何でも言って下さいな。私も、貴方の役に立てることは何でもしたいの。」
優しい声音で紡がれる相手の言葉を聞けば、ふわりと笑顔になって嬉しそうに此方の言葉が弾む。仕事の誠実さを褒められるのはとても嬉しいことであり、改めてそう言って貰えるも今後も頑張る糧になる。手伝いに関しても快く引き受けてくれるようで、彼がここに来てくれて良かったと心の底から思う。
そのかわりと言ってはなんだが、彼の望みも極力叶えてあげたい、と何か所望があれば言って欲しい、と付け加えておく。
そして、他に案内すべき事はあっただろうか、と暫く考えた後、特に自分からは必要なものは見つからず、もう1つ声をかけた。
「屋敷の案内は以上よ。
今日はまだ来たばかりだし、荷物なんかの整理もあるでしょう?お仕事は明日からでも問題ないし、ゆっくり休んでくださいな。」
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