館の魔女 2023-10-17 21:30:43 |
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「あ…なんだか知った口を聞いてしまって恥ずかしいわ。
私もまだまだ勉強不足な部分はたくさんあるの。幼少期から目が見えないものだから、きっと、私の中の知識と現実には多少なりともズレがあると思うわ。」
此方がひけらかした知識に対しても素直に感謝の意を伝えてくれる相手に対して、なんだか申し訳なさも相まって恥ずかしそうに、また、時には誤った知識があるかもしれないと危惧しつつ、口元へと手を添えて弁解を。
そして、ふふ、と続けて優しく笑うと精霊達の話し声でも聞こえたのか「貴方に興味津々みたいね」と何やら此方も小さく手を伸ばした。
「 通常はあまり人の目には見えないものだけれど、私がずっと屋敷に籠っているものだから、精霊たちも集まっているみたいなの…。精霊魔力の密度が濃いと見えやすくなるって聞いた事はあるのだけど、貴方にも見えてるのかしら?」
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