掲示板ファンさん 2023-10-09 19:52:48 |
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(あー!!ちーくんが!!ちーくんが!!お姉さーん!!!()千秋くん、薄葉様もやっぱりアーティストなんだなとか感心してますよ!!ウッキウキだから大抵のこと許しちゃうねえ!!)
(「…会えると、いいですね」姉─否、"茜姫"に会いたいと無邪気にはしゃぐ彼の姿にそう言葉を溢した。─変な人だが、面白い人だ。自身とは全く正反対だと思っていたが…姉の作品を正しく理解してくれるのなら、案外仲良く出来るのかもしれない─そう思うと、自身の唇の端に、普段とは全く異なるさざ波のように柔らかな微笑が僅かにふわりと浮かんで、すぐに消える。名残惜しいが姉の彫刻から離れてギャラリーを回る道中、作品に触れたりしつつ、一人で何やらぶつぶつと呟いては絶え間なく投げ掛けられる彼の問い掛けには適当な相槌を打っておき、自身も難解な題名の付いた幾何学的な彫刻やら、逆に丸や曲線だけで構成された単純極まりない彫刻などをぼんやりと眺め、暫くしてからギャラリーを彼と共に出た時には、既に空は茜色に染まり始めていた。楽しかったか、と問われたので返事の代わりに首を縦に振り、手を引かれるまま歩き出す。─ふと、夕暮れ時のそよ風が自身の頬を撫でる。適度に冷えた風が頬を撫でる心地良さに少しばかり目を細めつつも、彼の連れて行く場所へと黙ったまま連れられて歩いて行き)
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