掲示板ファンさん 2023-10-09 19:52:48 |
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(/ 有り難うございます!!!!(爆音)大変だぁ!でもバレても大丈夫ですよ!薄葉に悪用するつもりは無いので!怖い事何も無いですよ!!今ちょっとアレですけど!!()年下の保護は年長者の義務ですから!!お姉様と薄葉もうほぼニアピンじゃないですか!何がダメだっていうんですか千秋さん!!()じゃあもういっそお姉様ごと仲良くしたら“ちーちゃん”呼び本人に許されますかね!!?())
( 可愛い愛称と機嫌良く“ちーちゃん”と口にした瞬間、青年の空気が零度を思わせる程に変わったが、呼んだ当人はといえばそれには少し首を傾げるばかりで怯えどころか戸惑い一つ無い。「悠慶かぁ。じゃあオレとおんなじ所だぁ。」間の後に返った正解、自分との共通点が出来た事にパアッと表情が緩む。「オレの専攻は教養学だったけどぉ、ちーちゃんは……」続けてその話題を広げにかかったが、青年が本を取り出したのを見て、頬を膨らせる。「ちょっとぉ、ちーちゃん。本じゃなくてオレと話そうよぉ。」席から立ち上がり、まずはテーブルを挟んで片手を振って、次にはテーブルを回り込んで青年の背後や目の前をウロウロと。その間ずっと、ねぇ、ねぇってばぁ、と頻りに呼びかけ、最終的には無理矢理視界に入らんとすぐ傍にしゃがみ込んだ。「ねぇ~…」声は表情と共に段々萎れ、やがては消えてしまった。――その、沈黙の数秒後。「……千秋。」名を、呼ぶ。薄紅を塗った唇の、切ない声で静かに。「千秋、」じっと見詰める眼鏡越し、同じ薄紅を飾った瞼が、乞うようにそっと瞬く。「――ちあき。」たった三文字。彼の名前。それだけで雄弁に語る。――“自分を見て”。“こっちを向いて”。「ねぇ、」しゃがんだ膝を抱えていた両手を、人より熱の高い指を、彼の元に伸ばす。まず触れたのは本。そこから、それを持つ手の甲に緩やかに指先が這い、そのまま手首まで絡まんと蔦のように上り始め )
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