( 窓外の景色があまりにも速く流れ行くのを眺め少なからず危機感を抱きながらも途中から考えるのを止め只管何事も起きないよう祈る思いで居り / 周囲の様相を確認するのを止めて暫く経った頃車が停車すると傍らの建物に目を向け / 若干の気疲れを感じながら荷物を手に相手から少し遅れて宿に足を踏み入れ )