蒼月草の花冠 【葬フリ】

>>9　フェルン

ああ…うん、そう…かも？昨日はすごく眠たくて、そのまま寝ちゃったんだ

( お小言を言いつつも何だかんだと身の回りの世話をしてくれる愛弟子、この後も己を引きずって海岸まで連れて行ってくれるのだろう。なんて今日も今日とて全身全霊で彼女に身を委ね。次なる言葉にうとうと、少し船を漕いでいた頭を少しあげては、部屋の一角に備え付けられた姿見に目を向ける。そこには何故か己以上に真剣に枝毛と格闘しているフェルンの姿が映し出されていて。普段から自分の身なりにあまり頓着がない故に、ぼーっと鏡を見ていたが日々女性らしく成長していく彼女と、退化もしなければ成長もしない己の体をつい見比べてしまいポツリと小さな声で )

食べてる物はほとんど同じ物のはずなのに、本当になんでだ…