…………あ…それ、常闇、草……ですか……? (相手のノートに描かれたスケッチにふと目を遣り、数秒見つめた後にそう呟いた。「………この子、は……夜、……それも……月の、ない……夜にしか、顔を見せて、くれない……んですよ」頭を撫でられると、擽ったそうと言うべきか怯えていると言うべきか微妙な表情を浮かべ、相変わらずの縮こまった姿勢のまま教卓の方に目線を向けて)