………… (相手の出方を伺うように黙ったまま、その言葉にゆっくりと首を縦に振った。何か言おうとしたところで始業のベルが鳴り、窓際に置いてあった鉢植えの植物たちが動き出し、自分のノートやペンをせっせと運んでくる。「…………つ、次……歴史、です………」持ってきてくれた植物たちに柔らかく微笑みつつ、相手にそう述べて)