掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 肩を叩く手をどうこうする気も、気力も無く。口裏が合えば呼び出しに対する嫌悪を顕にしつつも、上階の管理室に向かう。「…ブラッドフォード、只今参りました。」相棒が開けるに任せた扉から己も入り、主不在のデスクに座る姿を注意もせず、ただその隣へ曲げた背に両手はポケットのまま並んで立つ。その態度にも喚いていた上司は、相棒の一睨みに声を詰まらせ、しかし尚も何か言わんと標的を此方に変える。「……お上様は、私達に工学関連の技術も、機器に影響を与えられる力も無い事を忘れてしまわれたらしい。」だが今回、此方に非は無いと“決めた”。己の蔵書閲覧権にもこの件は影響しない。なれば黙り込む要素は見当たらないと、堂々上司に毒を吐き出す。「それに、耳も遠くなられたようだ。この管理室に居て、トーマス・ノーベルが放送した警告が聞こえない程に。」すると昨日の侮辱と同じく叫ぼうとする上司の姿に、更に慇懃無礼に言葉を被せる。何が言いたい、と怒鳴る一言に呆れた素振りの溜め息を一つ。「……考える頭まで無いのですか?詰まる所、先程の騒動はトーマス・ノーベル以下開発課の不備に因るもの。私達はその不備に巻き込まれただけ。彼の言う通り、責めるべき相手を間違えている、と言っているのです。」淡々と、丁寧に、理路整然と。だがそれは、話す声だけ。表情はといえば――相棒と同じく、予定外の体力消費に、能力使用に。そして目の前の上司の“この二人が”、否、“イヴ・アレクセイが悪い”という言い種に、明らかに苛立っている。「それでも私達に何か負わせたいというのであれば、今実際にお上様の目でも…」感情を隠すつもりは端から無い。元より険しい視線を更に鋭くして上司を刺しながら、ポケットから出した左手を手前中空に伸ばし、その指先から一滴血が垂れる。床に落ちたそれはジュ、と煙を上げて付着部分を僅かに溶かす。「…いや、止めましょう。こんな下らない事に力を使ってしまうのは無駄が過ぎる。」殆ど脅し、変わった上司の顔色を見てすっと手を引く。「それで、他に何か、」続けて更に言葉を重ねかけ、しかしそれは断ち切られる。もういい、今日は帰れ!と何とか体裁だけは保ったらしい上司の大声に、「……解りました。」幾らかはスッと晴れた返事を返したその後、管理室の扉に身を向けながら、相棒を指先で無言に招いて共の退室を誘い )
(/ ええ!張り切らせて頂きます!!ほわ…イヴさんの感情の振れ幅って予想が付きませんね…いえ、そこが堪らなく好きなのですが!!ああ…患部振り回すイヴさんを珍しく焦った顔で(物理的に)止めるアーネストも見えてきましたね…では、指向も決まりましたし、程よい所で次のピンチ(軽度)編に移行しましょう!! )
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