掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 相棒の声が離れた位置で聞こえて、反応しかけて身動いだものの結局言葉は返せないまま、こっそりとブランケットの隙間から彼が出ていく背を見送る。「…アイツは…っ…」震えた戸惑いが、また口から漏れる。――あんな甘さも、こんな感覚も今までには知り得なかった。鼓動が鳴り止まない。柔らかさも、擽ったさもまだ彼方此方残って心臓を掴み揺さぶられ、また溢してしまいそうな熱を、押し留めるように身体を丸め込みながら、ぐるぐると今日の相棒へ思考を巡らせていた。――翌日。いつの間にか微睡み眠り込んでいたらしい事を、アラームに知らされた。座ったままの体勢だった為だろう、すっかり凝り固まった全身は、伸ばしたその瞬間にパキパキと軽い音を奏でていく。続けてゆるり瞼を開けたが、途端に眩み回る視界に再び目を閉じた。「……限界。」寝起きに掠れた渋い声で、己の状態を確かめる。――そう、流石に能力での失血が過ぎたらしい。その原因はといえば最近の度重なる仕事と、「……昨日の、」言葉にした瞬間、蘇ったあの甘い瞳に知れず指先に力が籠った。だがそれを頭を振って思考から払った後、その勢いに任せて何とか立ち上がる。それからデスクの引き出しから、先日貰って保管していた造血剤を取り出せば、慣れた手付きでそれを首の後ろに持っていく。貧血によるぐらつきで針を刺す位置が多少ズレた痛みもあったが些事として流す。兎に角自らへの投与を終えた後に、怠い身体を引き摺って身支度を整えていく。――青白い顔に、不機嫌な顰め眉と濃い隈。普段以上の剣呑で不気味な出で立ちに、機関の人間は此方に出会す端から道を避ける。しかし平常通り、その程度を気に留めはしない。今はただ一つの目的に、脚を止めたいつものロビーにて、緩慢にだが視界を全体に回し相棒の姿を探して )
(/ 何というか…都合上勇者がオールマイティーにならざるを得ないのは解るんですけど…切ないですよね…()あ~イヴさん罪作り…そんな感じでは、ストーカーとか大丈夫でした…?()イヴさん、私も怒っちゃいますよ!!アーネストに!!(急なとばっちり)このっ…イヴさんの顔面宝石様…!!アーネストもっと頑張って小言言っておくれ…!!() )
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