掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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(ようやく自身の行動の意図が分かったらしい─事前に自身が想定していたよりも、随分と大袈裟な反応を返す相棒の見たことがない表情に、思わず唇の端から堪えきれない笑みが漏れる。恐らく、無意識だろうが─自身の手を不慣れに握り返してくる彼の指先にちゅ、と軽いリップ音を立てながら唇を押し当てた。少しの間そうして、そこから唇を離した後に「…ふふ。オレが、冗談でこんなことすると思う?」あくまで彼を揶揄うような態度は崩さないまま、柔らかな笑みで相棒の言葉をはぐらかす。いつもよりどこか辿々しい口調で毒を吐く相棒の姿が妙に可愛らしく見えて、普段なら突っかかる筈の文句さえ可愛らしく思えてきた。─思えば今まで口説いてきた女性達にさえ、こんなに甘い顔は見せたことがなかったような気がする。自身の手の甲を伝う赤い血液に、一瞬だけ心配そうな瞳を向けるものの、すぐに何の作用もない血液だと気付いたらしく指先でそれを掬い上げ、暫し眺めた後にぐい、と自身の唇にルージュを塗るように親指で線を引いて)
(あっ!!御臨終になられている!!()へんじがない ただのしかばねのようだ()まあ、なんとかなるでしょう!()いやあ…コイツ、人間関係がすごく爛れてた時期があるんですよ…恐らくその時期に学んだんですかね、こういうの…())
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