パンドラの箱(〆)

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掲示板ファンさん  2023-09-16 14:07:27 
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  • No.156 by イヴ・アレクセイ  2023-11-21 08:35:23 


(彼女は相棒から返ってくる毒をさして気にした様子もなく鼻で笑うだけで、"相変わらずですね"と無愛想な口調でそう言いつつブラックコーヒーに念入りに息を吹きかけて冷まし、小さく一口だけずっ、と啜った。「何これ~?」当のイヴはサラから渡された紙をぺらり、と何度か振り、見ているだけで目が痛くなりそうな程細かな文字がびっしりと書き記されたそれに目を通す。読む前に相棒にその紙を取られそうになるものの、流石の反射神経と言うべきか─ひょいと報告書を持ったままの手を上に持ち上げて躱した。張本人ながら我関せずと言った様子でちびちびとコーヒーを啜るサラは、報告書のコピーを取り返そうと躍起になる相棒を横目に見つめ、少しばかり楽しそうに眼鏡の奥で目を細める。ざっと目を通した限りでは、あのぬいぐるみの特殊能力はプラスの感情をマイナスに─要するに、友情や愛情といったものを殺意や破壊衝動に変換するものらしい。と、いうことは─今目前で報告書を奪おうとしている相棒をじ、と見つめた。多少は自身に友情めいたものでも感じていてくれたのだろうか。そう思うと知らず知らずの内に柔らかな笑みが漏れ、揶揄うような調子で「アーネスト~、そんなこと思ってくれてたんだ~?嫌いなのかなって思ってたんだけど~!」とその肩に手を伸ばし、多少遠慮がちではあるが体を前後に振り回した。サラは半分程まで飲んだブラックコーヒーのカップを手に持ち、"では、失礼します"と笑いを噛み殺したような声で取って付けたような挨拶を一つ、軽く会釈だけをして研究課の方へと歩き去っていく。ロビーには揶揄うような笑みを浮かべたイヴと、彼に振り回される相棒だけが残された。ロビーに居た他の職員たちは、振り回されている方へ憐れみの籠もったような眼差しを投げるが、助けに入る気は無いのか時折目線を投げるだけに留まっており)

(ですね…()いつか盛り込みましょう…!イヴも頑張ろうね!ね?(圧)あーっ!!イヴ報告書見ちゃいましたね!!(棒)駄目ですねコレ!もう揶揄いモードに入ってますね!!())

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