掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( ボヤけた頭に視界でも、相棒がいつものように騒がしくしているのは解り、幻薬の生成も治療も無事成功した事をそれに知る。そうか、と称賛の言葉に淡白に返し、安堵の息をこっそり吐いて回る目を一度瞑った直後、足元が定まらない感覚に身体が大きく揺らいで倒れかけ――相棒の腕に肩を支えられる。掛けられた声に開いた目で一度彼を見遣り、何も言わず頷くのみの後、二人で共に真っ赤な二輪の元へ戻る。先にバイクに股がった相棒によって、雑にその手元に押し付けられる縫いぐるみを、引き続き垂れてきていた鼻血を白衣の袖で拭いながらぼんやり眺めた後、此方を向いた相棒の微笑みに、「…ああ、そうしろ。でなければ、貴様のような、あまったれ芋虫を治した甲斐が一つも無い。」舌も足りない、勢いも無いなりにいつもの毒を返して、もう一つのヘルメットを被り、当たり前に彼の後ろに乗る。――走り出すバイク、景色が流れていくその合間。「……イヴ。」相棒の名を口にする。しかしそれは呼び掛けと言うより、意識のハッキリしない譫言か独り言のようで。「……わるかった。」ヘルメット越し、吹き抜ける向かい風、エンジン音。そこに紛れて聞こえるかも定かではない、ただ一言純粋な雑じり気無い詫びを、辿々しくも相乗りする相棒の背に落として、熱を持った頭と怠い身体の重さを、機関に着くまでの間少しばかり彼に預け )
(/ うへへお気に召して頂けたようで幸いです!!ちなみにもっと量が増えたり効能があんまり現実からかけ離れたりすると、今度は脳だけじゃなく内臓へもダメージいって吐血だのするのでマジで使うの嫌がります!まあ今回は相棒の為に頑張りましたが!!()ワァ…ァ…(半泣)イヴさん闇ないないして下さい…アーネスト捧げるんで…() )
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