掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 一度静まり返った相棒は、どうも此方の物言いに、というより全ての刺激に鈍った反応を見せている。その様子を一分かそこらはじっと眺めていたが、それ以上何を言う事も無く、カウンターを挟んで向こうのマスターへ、何でもいいから酒を、とあまりに適当な注文を出す。それから暫しの間は、相棒の沈黙に任せて此方も無言。時折出される、トニックやらソルティドッグやら、もう躊躇いの吹っ切れたその口に少しずつだが運んでいきながら、バーの内装を隅から隅までゆっくり眺め、その最後にまた相棒の方に視線を一週させた。――と。そこに近付いてくる二人の女性。ハァイ、と女の一方が、真っ赤なリップを塗った唇で相棒に声を掛け、小柄なもう一人はそこに合いの手を入れて話し始めた。その二人の甘ったるい香水が此方まで漂い、思わず眉間の皺を深めたその後、おい、と女の言葉を低い音で遮る。「そこの喧しい節穴ども。今のそいつが貴様の下らん話を聞きたいように見えるのか?」一度鳴らした歯噛みの次、腹立たしいという態度を隠すつもりも無い。その二人を的に棘に塗れた声を全力投球する。「サカる“お相手”が欲しいなら、向こうに幾らでも雄猫が居る。そっちの方がお似合いだろう。それとも、 」己の声で漸く此方を認識したらしい二人を、無遠慮に上から下までじっくり眺め、ハッと嘲笑を溢す。「貴様らのような厚顔どもと過ごす時間が、目の前のそれと釣り合う価値があるとでも?随分とおめでたい頭の持ち主だ。マーチヘアと良い勝負だろうな。」すらすらといつも以上に滑らかな毒言は、その二人には大層効いたよう。此方を睨んで何やら罵倒を放ち、相棒の前を荒立つ足取りで離れていった。それを見送りながら一息吐き出した次、「…イヴ。貴様もだ。」今度の標的は今しがた軟派をされていた、疲れきっている様子の相棒。「貴様の計画性の無さは知っていたつもりだったが、此処までとはな。今朝の今で余力も気力も枯渇している癖に、よくもまあ、」先程女性に向けたよりは多少棘は少ないか、それでも何処か苛立った土台を窺わせる。顔色は平素に同じ、呂律は酒が入って尚達者で、饒舌な言葉の羅列を並べ立てる。しかしその最後、「――“僕”を連れ回そう等と思えたものだ。」明らかに普段と違った、自己の称し方が割り込む。本人はそれに気付いた様子は無く、もしやその毒物で脳をやられでもしたか、とそのまま不機嫌に煙草への皮肉を続けつつ、ふてたようにカウンターへ頬杖を突いて顔を正面へ戻し、その片手に持つ、既に半分以上が減らされたブラックルシアンを口へ流し込み )
(/ 同士様う゛れ゛し゛い゛!!逆に“僕”が“俺”になるのも、普段猫被ってる感とか昔荒れてた感とかあって私大好きです!!()やったぁ美形大好き!!()良いんですよ!喋って動いて!!存分にお願いします!!()ええ!!好゛きぃ!!!そこに憂い顔までおまけで付いたらその場で昇天出来ますね!!() )
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