掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
通報 |
( 己の拒みに騒ぐ相棒の声を、知らんと外方を向いたまま叩き落として、勝手に此方の分まで頼んだ事はいつも通りとほっぽって黙り込む。と、ふと鼻先に微かな煙の香が掠める。同時に静まった相棒を不審がり、一旦またそちらに視線を遣れば、当然、煙草を吹かす彼が映る。――ユラユラ燻る紫煙を纏い、普段の明朗の代わりに憂愁さ、もしくは気怠さに似た空気を醸す相棒の横顔。それを見詰めた己の耳にはちらほらと、他の客らが彼に声を掛けるか掛けまいか迷う密やか話も聞こえてくる。…確かに、女性は勿論、人によっては男性さえ妙な気を起こしてしまいそうだと、世間一般で言う美しいその相貌を改めて認める。「……そう大人しくしていると、普段の貴様が如何に宝を持ち腐らせているのかがよく解るな。」が、その美形の中身は、普段より言動騒がしく、今は己を捕まえ散々引っ張り回して此処まで連れてきた元凶。なれば己が見入る時間も一瞬足らず、不遜に鼻を鳴らして言葉を投げ付けたその後。自身の前に置かれた工具の名を持つオレンジ色のカクテル、もといアルコールに鋭い目を落とす。――さて、警戒を向けるそれについて。味や匂いに文句は無い。二日酔いも大した事は無い。耐性については、まあ恐らくは人並みか。能力の制御もオーケー。詰まる所、その辺りに然したる問題点は存在しない。…ただ一点、“著しい記憶のブラックアウト”という特記事項を除いては。「…要らんと言ったんだがな。」何度かの経験を経た後は、酒の席を避け、此処に至るまで飲む事は一切無かった。それ故、問題事項について相棒には話していなかった事を少し悔やんで目を瞑る。カランと溶けた氷がグラスにぶつかる音が聞こえて尚、一歩踏み出す事を躊躇い唸っていたが、細く溜め息を吹いた後に瞼を開きそれを手にする。「…“これ”で何かあっても、その責は貴様が持て。いいな。」ここまで来ては、逃れようが無い。苦々しく言葉少なに一切合切の責任を、横目に視線を刺した相棒に押し付けてから、渋面ながらも漸くそのグラスの縁を口元へ運び )
(/ 解゛り゛ま゛す゛!!やっぱりバチバチに趣味合いますね!!堅物の“私”が柔らかめの“僕” になるのって、心臓粉微塵にされるような物凄い破壊力ありますよね…!!()ああ~…想像するだけでもはちゃめちゃに美しいですねイヴさん…黙ってさえいれば…()この場のモブが羨ましい…バーの客に混ざってじっくり眺めてたい…()はあ~…中性美形と煙草&酒の相性最高過ぎませんか…好き…() )
トピック検索 |