斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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…怖かったですよ。
でもそれはあの状況や、住吉さんがというよりは、大事な人に何かあったらという恐怖しかなかったです。…なんにもできなくて、俺。
( 快く引き受けてくれた住吉さんに微笑むと、そちらを見て見送ろうとするが、足を止めた相手に不思議そうな表情を。たしかにあんなこと生まれてこの方経験したことはないし、助けに来てくれた住吉さんもいつもとは違った雰囲気だったことも恐怖というよりは驚きに近く。それよりは、自分のせいで大事な人を失ってしまうのではないかという恐怖心が大きく。目を細めて苦笑すると、僅かに視線をそらして)
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