斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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「おかしなこと言うな?俺は男に抱かれる趣味はねェ…、どう考えても逆だろ?」
( 相手の言葉には再び声を上げて笑い。彼からすれば自分を抱くというが、全くをもってそんな趣味はなく。彼の頬に手を添えると、撫でるように首元へ移動しては、舐めるような視線を向け。)
──
…あの、ここのトイレ詰まってるんですけど。
トイレがしたいので他のところで貸して貰えませんか。
( 暫く考えてはひとつの案を思いつく。トイレへ向かうと備え付けのトイレットペーパーを2つ3つとトイレへ流す。するとあっという間にトイレは詰まってしまい流れなくなった。そうもすると扉の向こうにいる用心棒へ中から声をかけて。)
「おい、どうする?」
「めんどくせぇ。このホテルボロいからな。見張ってるなら問題ねぇだろ。」
( どうやら用心棒はこの作戦に乗り気じゃないらしい。案外すんなりと扉を開け、枷を外してくれた。その2人がその階にあるトイレへ案内をしてくれるらしい。廊下に出て暫く行った先のトイレ、その近くに非常階段があることを確認すると一瞬の隙をついて走り出し。)
「なっ!おい!まて!!」
「くそっ、」
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