斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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( 家に帰っても結局眠れず、情報も無いままで翌日の朝を迎えた。何本目なのか数え切れない煙草の火種を消して山になった灰皿へと捨て置き、時計を見るともう登校の時間で、いつも通り髪を整えて緩めに制服を着ると渋々学校へ向かう。気怠げに教室の扉を開いて自分の席へと歩いていく中、友人達に「おはよ、なんか今日機嫌悪い?」だなんて話し掛けられるが適当にあしらって座り、机の上に両腕を組めばそれを枕に頭を落として目を瞑るも、どこかご機嫌な声が頭上から聞こえて不機嫌そうに顔を上げ )
「おはよう、悠介!うわ、眠たそうだねぇ…なんかあった?……そういえばー、今日担任の先生休みで天羽先生が担任代わりで一限目のロングホームルームとかするみたいだよ。そんな顔してたら嫌われちゃうんじゃない?なーんて!」
( 瞳に写ったのは花里で、呑気そうな声と甘い香りが割と今日は不快に感じるが彼が担任代わりに来ると知れば胸が高鳴るも今はぬか喜びに過ぎず、つい軽い溜息をついてしまう。今日は一限目にロングホームルームがあり、球技大会のサッカー、バレー、バスケ等のメンバー決めをする予定だったがその日に休みをとるだなんてタイミングが悪い、だなんて考えていたが花里の後半の言葉に違和感を抱けば声を掛けようとするも予鈴が鳴って機会を失い、花里も周りも自分の席へと戻って行き )
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