斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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…っ、…今が授業前じゃなかったら良かったのに。……よし、行こう。
( 耳元で聞こえた声、好きでたまらなくなってしまう。振り返って僅かに強く抱き締めて肩口に顔を埋めると呟くように言い、本当はずっとこうしていたいが離れれば唇に軽い口付けを落としてからゆっくり深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。名前を呼ばれるなんてただの日常なのに彼が口にした瞬間特別過ぎるものになってしまうのは幸せな事で、また表情が緩みそうになるが何とか抑えると鍵を開けて美術室へと戻る。そのまま席に歩いて行けば花里に恋する友人が羨ましそうに自分の机に置かれたジャージを見ており、溜息を吐きながら椅子に座ると甘ったるい香りのするジャージを友人の頭に放り投げて )
そんな欲しいならやるよ、家に予備あるし。…あ、元は俺のジャージって事を忘れんなよ、変な事には使うな………やっぱ無理、授業終わったら返して。それまで持ってていいから。
( 話しながら教科書の準備をしていたがなんでそんなもん欲しがるんだか、と使用用途を想像すればぞわりと鳥肌が立ち、注意しながら隣を見れば頭にジャージを被ったまま動けなくなって硬直している姿が目に入ってドン引きすると前言撤回をし )
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