魔法大学校での日乗

基本的な知識。

この世界には自分の魔力によって魔法を自在に使える魔法使い(魔術師系)と世界に存在する妖精の姿が見えその妖精に協力して貰い魔法を使う魔法使い(精霊魔導師系)が存在する。
魔法に強い他の種は基本的に魔術師系に分類される。
エルフ、ダークエルフ等は特別で、基本そこそこ魔術師としても優れ、精霊にも好かれやすく両方出来る物もいる。

　　
　魔術師家系は体内に蓄えた魔力分しか使えないが代わりに何処でも場所や精霊の強さ機嫌に関係無く魔術を行使出来る。基本的に詠唱等は必要無いが魔法陣、方角、時間、完全詠唱これらを揃える事でより効果的な物になる。更にはそれらを完璧に満たし膨大な魔力を注ぎ込む事でのみ発動できる魔法も存在する。
　五属性の魔法が存在し適性も存在する適性が高いと強力な魔法が使え、低いと威力も上がらない。
　空・風・火・水・地
　解釈を広げて得意属性に落とし込むなんて使い方が出来る者もいる。
　
　精霊魔導師は、体内で充分に魔力を蓄えることが出来ない(生活用下級魔法が少し使える程の魔力)空気中に存在する精霊に力を借りて精霊魔法を行使する事が出来る、体内の魔力を使っている訳では無いので基本的には魔力切れ無しで魔法が使えるが、妖精は気まぐれかつ繊細なため(余程気に入られる体質か契約精霊又は大精霊でない限り)力を貸してくれなかったり、無理な使い方で嫌われてしまい他の精霊達からも力を借りれなくなってしまったりと難しい所もある。
　基本、家系で受け継がれ後天的になれる可能性は少ない、というか、人間で精霊魔導師になれる物が少なく種族的にも精霊から好かれることは少ない。
　エルフは存在が精霊に近いため好かれやすい。
　大精霊には通常精霊が長い時を経て大精霊へと変化した大精霊と四大精霊が存在する。
前者よりも後者が強力であるが契約も圧倒的に困難。前者でも名を与え信頼を築いた精霊魔導師の大精霊は後者を凌ぐ場合もあるが人間の寿命ではほぼ無理、大精霊との契約は人間の魔術師でも可能だが魔術師の前に姿を現すことがほぼない。
四大精霊
　火:サラマンダー
　水:ウンディーネ
　風：シルフ
　地:ノーム
　大精霊は契約者と共に生きるため契約者によって姿は自在。更に契約中は契約者が大精霊に真名を与え呼び方決め気に入られれば向こうも名で呼んでくる。