異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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【メレーヌフォレスト森の中/レイチェル】
(世界はいつも薄らと青い。
それはこの青い目のせいで、そう見えているのだと思う。
(お父さんとお母さん、今日も仲良しだね)
リビングのソファで、2人は手を固く握りあっている。まるで人形になってしまったかのように動かない。
「レイもこっちへおいで」
お母さんがほほ笑み、名前を呼んで手招きをしている。
私は頷き、そこへ行こうとする。しかし、どうしてだろう。前に進めない。
「レイ、どうしたんだ」
お父さんがそう聞いてくる。
「そっちへ、いけない」
そう返した瞬間、目の前がくらくらする。
リン____リン____
なんだろう、音がする。
水の中で鳴っているような、鈴の音が____)
レイチェル「……?ここは…?」
(目の奥が痺れる感覚がして、目を覚ます。ここはどこだろう。起き上がると、知らない場所だとわかった。
なにか情報を見つけなければ、と回らない頭で考えれば立ち上がる。ふらふらと歩き始めるのだった)
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【マファリム王国市場/セレソ】
セレ「ありがとうございましたー!」
おば「セレちゃん、私ちょっと切らした材料買い出しに行ってくるから、店番頼んでいいかしら?」
セレ「了解ですわ!」
(王国の市場で評判の洋菓子店「パティスリー・シエル」。そこで働く1人の女の子がいた。
ずっと憧れていたおばさんのケーキに匹敵するレベルにはまだ届いていないけれど、お客さんから「セレちゃんのケーキ、美味しかったよ」と言われるのが嬉しくて、積極的に店を手伝っていた。
忙しいけれど、お客さんの笑顔を見れば疲れなんて吹っ飛んでしまう。きっと、しょうにあっているのかもしれない。
今日はどれくらい来るかな、と思いながら店番をしていた。)
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