異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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▼メレーヌフォレスト泉の広場(近辺)/アルファ06(変装中/リツカ)、ALL
【メレーヌフォレスト泉の広場/デクスター・ハワード】
デクスター「……うわ、すごい。見た目は全然いつも見慣れてそうな植物だけど、こんなに仕様が違うだなんて。三大栄養素のNPKを共通として、あえてモリブデンをより効率良く供給量を増やして要素促進しているんだろうか。それとも……、」
(非日常の光景には元の環境上慣れていたが、此処に来てからというもの初めて遭遇した国王からの話通り様々な魔法で溢れかえる異世界ではこれが極めて普通なのだと改めて感嘆の息を漏らす。少女(アルファ06)が示す方向のそれらしき小売店に近寄り店内を覗いた。軽く指で触れると発光する不思議なキノコや、土泥から飛び出している根っこから目眩しになるような砂煙を吹き出す特性強い観葉植物のようなものまで幅広い薬草の種類を目の前に身体は棒立ちだが、片目しか見えない瞳は忙しなく左右動き回り(他所から見れば不気味とも言える)独り言をぶつぶつ口にして、そんな中ハッと視線を少女(アルファ06)にいき我に返ってはゴホンと咳払いをして早速目当てのものを物色し始め誤魔化したのであった)
デクスター「…マ、マンドラゴラか。その苗から生長して、やっぱり引っこ抜いたりでもしたら叫ばれたりするのかな。物量にもよるだろうけど多分…憶測だけど、結構距離あるよね。キミの“運送屋”仕事は大変そうだ。」
(マファリム国とミカレヌ国、二つの両国は因縁深く正しくこの瞬間今も冷戦が続いていると王国内でも類い関連話をよく耳にする。そんな危険ともいえる情勢の中で少女(アルファ06)は取引の橋渡しとなり“運送屋”の仕事をしているのだろうか。自然が多く中立地帯となるメレーヌフォレストならまだ少なくとも身元安心かも知れないが…、色々と疑問がまだ残る。小さい貸出用バスケットを手に抱えて調達目的の薬草を次々と中に入れていき)
▼マファリム王国教会/エルル・キャメリア、ALL
【マファリム王国教会/ヴィンセント・マファリアン】
ヴィンセント「……おや、君は。もしかして、町の酒場で勤めている者ではないか?騎士団の皆が世話になっているとよく聞いているよ。何時もご苦労さま、ありがとう。顔をお上げ、折角の衣装が擦れてしまっては大変だ。」
(指針済ませたペンデュラムの金鎖を手の中に収めて衣懐に仕舞い、教会に現れた少女(エルル)の名乗りを聞き。国の統治者として市場の事業主やその経営繋がり当たる関係者など大量の書類を日々確認しているため時折薄れながらも記憶していた。それにかつては元国王である父親が健在だった頃身分偽り騎士団に所属していたこともあり、活気盛んで豪快な酒呑み癖が多く在籍する兵士の者達は酒場で日頃世話になっていることだろうと苦笑い含んだ微笑浮かべる。非礼など気にしていない様子で、「少し前失礼するよ、」と一言断りをいれながら今もずっと妹を見守ってきた性格癖で、頭を下げた時に髪留めの位置歪んでしまっている華やかな紅い椿の花弁を直そうと片腕を伸ばした)
ヴィンセント「よし、これで大丈夫、と。……ああ、でも何も問題はないさ。少し人を探していてね、大体の場所目星は既に付いている。今からそちらに向かう所さ、だから安心しておくれ。」
(一連の経緯を知る理由から少し動揺を伺わせるシスターに不安要素を取り払いつつ今後の管理と少年を任せ、必要あれば城内の護衛達に申し出るようにと目配せする。二人が教会から離れた後で、国民である少女(エルル)に問われた内容を何処まで話すべきか。財団に繋がるその心中が読み取れる筈もなく、これ以上被害者が拡大しないように意思強くあくまで市民の前では公私別け隔て普段の砕けた口調や一人称を正し国王として凛とした対応を、教会内で静かに透き通った声音が周囲響き渡り)
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