異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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>ミレイユ、ゲダツ、ネロ、アタランテ、市場all
【ミカレヌ魔国 市場/ロザリア・ミカレヌ(仮名:アリリ)】
ロザリア「……いいじゃん別に。こんな魔王もいたって」
ゲダツの何気ない一言が、言葉の矢となってロザリアの心に突き刺さる。魔王らしくないことは自覚しており、本人はそれをかなり気にしているようだ。彼に悪気がないことは理解しつつも、想像とは違うと言われると不貞腐れたように頬を膨らませ。
ロザリア「門番の手伝い…城に勤めることを条件に衣食住をこちらで提供する……確かに、悪くない話だね。というか、ミレイユ的には大助かりなんじゃない?な~んて」
ゲダツからの提案……門番の手伝いを立候補する意志を見せる彼を見ると、首に手を当てひとりで何やら呟きながら暫し考え込む。彼を城の警備に雇えば戦力の強化にも繋がり、こちらの方針である『異世界人の保護』も同時に行うことが出来る。ミレイユや他の門番達の負担も分散できるだろう。そして、上手くいけば__と考えに沈みかけそうになるところで手を下ろし。ミレイユ的には美味しい話だろうと呟きつつ、悪くないと彼の意見に賛同し。しかし……
ロザリア「でも、門番を務めるなら…それ相応の実力があることを示してもらわないとね?」
と、ニヤついた表情を浮かべて言い。どうやら門番を務めるにも条件があるらしく、それを達成しなければ彼の提案は受け入れられないようだ。そして、スルーしていたがアタランテがサラッと話した『村々を周り』という言葉が少し気になっていたロザリアは……
ロザリア「ネロ、アタランテ。ちょっといいかな?2人はさ、こことは違う他の国に行ったことはあるの?」
と、マファリム王国やメレーヌフォレスト等に足を運んだことがあるか聞き出そうとして。
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