異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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【ミカレヌ魔国 市場/ゲダツ】
>ロザリア、ミレイユ、ミカレヌ、赤セイバー(ネロ)、アタランテ、魔国市場ALL
「“魔王”?………むう、想像していたモノと大分違うが――なるほど何かしら訳があって立場を明かしてなかったという事か、別に構わんぞ。」
想像の内容…この蜘蛛頭の大男(ゲダツ)が青海(の温泉島)に墜ちて来てからゴローという温泉目当ての穴掘り男の手伝いをしながら日々ツルハシ片手にひたすら穴を掘っていた中で偶の休憩時の暇潰しにゴローの掘っ建て小屋の本棚にあったその手のパルプ雑誌なんかを読んだりしていた訳で――その中で出て来た様な野太く高笑いをする禍々しく巨大で漆黒の翼を生やし巨大で角を生やした影の様ななんとも典型的な(魔王)のイメージが漠然と浮かんでいた(仮にも元“神官”なのだが…)
目の前の彼女(アリリ※ロザリア)に其れを当て嵌めるとどちらかと言えば(魔王の娘)とかその辺の様に思えるがそもそも魔族の外見から測れる年齢など当てにならない上に、思慮深さと底の知れない得体の知れなさは薄々感じ取れる…様な気がする。
「ほう、フワフワ角(ミレイユ)は門番だったのか、案外見掛けに寄らんという訳か…うむ、宜しく頼む。」
なんとも安直なゲダツからの呼び名(フワフワ角)だったが案外本人(ミレイユ)からしてみるとそれほど悪いモノでも無かったらしい(そもそも何が良いのか悪いのかの線引きも微妙だが)
「赤色がやたら栄えていたからな。ネロ・クラウディウス・カエサッ(舌を盛大に噛む)、…ネロにアタランテ、おれの名はゲダツ、元神官、現青海は(温泉島・うっかり湯)の番頭をしている。へそ!」
(真っ赤っ赤)呼ばわりに不満気な相手(ネロ)に悪びれる事無く(凄く赤が目立っていたから)という子供めいた理由を口にしつつ、律儀に相手のフルネームを復唱しようとして舌を噛んで流血しながら潔く諦めつつ改めて名乗る。番頭云々に関してはローマの皇帝ならば(テルマエ)辺りが連想されそうではあるが…
「―守護…やはり用心棒がいる辺りそこそこ荒れている世情なのだな。……というより、おれも此処での身立てを考えねばならんか。」
不可思議な雰囲気の彼女(アタランテ)の言葉に成る程と腕を組み(やはりまともに組めておらずクロスしている)ながらこの国(ミカレヌ魔国)で当分やっていかねばならないと珍しくまともな筋道を立て始めており…
「アリリ…もといロザリアよ、おれも何かしら仕事を手に付けねばならんと思うのだが――そうだな、フワフワ角(ミレイユ)の門番の手伝いなんかどうだろうか?前々職(神官時代)は似た様な“試練”をしていたのでな。」
と言い出し始める。
【メレーヌフォレスト泉の広場(案内中)/アルファ06(変装中)】
>デクスター・ハワード、メレーヌフォレスト泉の広場ALL
「ではドクター・デクスターで、…――リツカ(六花)…素敵な名前、えぇ、とても気に入りました。そう呼んで下さい。」
(師長補佐)という言葉に、確かに医療関係の相応の役職の立場の人らしい。と彼女が有する知識の中で当て嵌めて(ドクター)と付け始めて、一方でNATOフィネティックコード記号読みという味気無い無機質な名前(アルファ06)に何かしら思う処があったらしい彼(デクスター)から提案されたリツカ(六花)という渾名に少し不思議そうな表情を浮かべた人造魔女だったが、意味を聞いて良い名前だと気に入った様子で笑顔で頷いて…
「私の居たところ(世界)では“雪”は北極圏以外じゃ滅多に降らなかったんですよ。――降っても(お日様の昇らない環境)だったから…まともに目にする事は無かったですね。」
と何気なく自分の元居た世界の雪事情と…そもそも(朝が来ない)という異常な環境だった事を口にしながら歩きつつ…
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