異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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【《マファリム王国》〈市場〉[夏菜子/カリア]】
>市場ALL、リチル
人混みを避けながら手を繋いで歩いていると、見知らぬ人に話しかけられる。夏菜子は話しかけられているのを見るとカリアの背中にすっぽり隠れてしまった。
カリア「…(__見掛けない顔、だなんて。)
この人はどうやら観察眼が鋭いようだな、とカリアは少し警戒しつつもどう話せばいいか、と考える。
『目が覚めたらここにいました』
なんて馬鹿正直に話しても絶対信じてくれるわけがない。
かと言って無視をするわけにもいかなかった。
…待てよ、この人にこの場所という思考に至り、この人の賑わいや露店などを見て現在位置は市場であると推測しつつ
カリア「あぁ、どうも…えーっと、市場から出たいんですが、道を知ってますか?」
と明るめの口調で道を聞いて。
【《ミカレヌ魔国》〈路地裏〉[シグマ]】
>ALL
…………
ーーーああ、憎い…
お前が、憎い___!
「…ッ!!」
ぱち、と目を開ける。
壁にもたれ掛かっていた白い身体をした謎の生物は、今ここで目を覚ました。
朧げに過ぎ去った過去の記憶を見つつ意識を覚醒させる。
先程まで自分は総本山に居たはずだが…何故この場所にいるのか。
いや、そもそも自分が生きてきた中でこの感覚は初めてだ。
恐らくだが知らない場所に連れてかれたのだろう。
…だとしても、誰に?
目を覚まして目に入るのは、薄暗く不気味でゴミや影が目立つ、すなわち「路地裏」と言ったところか。
「どーなってんだこりゃ…」
と、ただただ驚愕するしかなかった。
ふと立ち上がると__カコン、という音が聞こえた。
__鎌だ。
自分がいつも使っている、鎌。
部屋に置いておいたはずなのに、まさかこれも一緒に置いてあったとは。
…まるでこれもないと危ないですよと言わんばかりに、だ。
面倒毎に首を突っ込まないよう日々立ち回っていたが、まさか問答無用で巻き込まれることになるとは。
「はぁ…マジかよ。」
この場合自分以外も巻き込まれていたりするんだろうか。
その場合仲間も自分と同じ状況で混乱しているかも知れない。
ならばさっさと見つけなければ。
さもないと_
「あいつらすーぐ騒ぎを起こすからな…」
と、壁に立てかけてあった大鎌を手に持ち、そのまま歩き始めて。
【《メレーヌフォレスト》〈森〉[バチキン]】
>レイチェル、森ALL
「あ”ー…歩いても歩いても森しかねーバチぃ~…」
ーーーこちらはメレーヌフォレスト。
森の中にて、迷い込んでしまった白い人間(?)は、先程目を覚まして数十分以上森を彷徨い歩いていた。
正直言って早く家に帰りたいというのにどうして歩いても同じ景色しか出てこないのか。
正直言って気が狂いそうである。
ガトリングを両手に装備し、常に警戒は怠たってはいないものの、敵どころか人っこ一人見かけない。
そろそろ何か起きないことか、と思っていたその時__
「…んあ?誰かいるバチ。おーい!」
人__いや少女だろうか。まあ何でもいい、人が居ただけでも大収穫だ。
とりあえず道を聞いてみようと思い話しかけようと駆け寄って_
【《マファリム王国》〈海〉[チャーリー]】
>リク、海ALL
「…ん?」
海の景色に黄昏ているとふと遠くに人がいた事に気付く。銀髪の人間だ。男性だろうか?細かい容姿は見えないが、何か探し物をしているような動き方だ。
困っている人を見過ごせなかったチャーリーはその人の所まで歩いて行き話かけようと声をかける__
「あの、何かお困りでしょうか?」
と、微笑みながら相手の反応を待ち
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