異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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【メレーヌフォレスト泉の広場/アルファ06(変装中)】
>デクスター・ハワード、メレーヌフォレスト泉の広場ALL
「!!…それなら、場所を知ってます。何度か(仕事)で来た事があるから――よかったら案内しましょうか?」
―どうも言い出す言葉が中々出てこなかったのは相手(デクスター)も同じだったらしい、しかしながら彼からどうにか切っ掛けを作ってくれたお陰で無難に会話の糸口が出来た。
医療関係者か学者辺りだろうか?顔は事情があるのか白衣の袖口で隠しているらしい。別段詮索する理由もないので特に触れないが…一先ず土地勘が無く困っている様なので道案内を買って出てみる。
なおこの(人造魔女)は相手(デクスター)の怪しい云々に関しては今のところ余り気にはしていないらしい。
「私はアルファ06(まるろく)、“運送屋”をしてます。―あなたは?」
と近付いてきた相手に名乗りつつ、一応相手にも聞いてみる。
無論(怪しさ)で言えば此方も似た様なモノで、薄汚れた襤褸切れを羽織った黒髪セミショートにハイライトの無い双眸の何処か機械的な雰囲気の少女。という一歩間違えると何か犯罪に巻き込まれている手合いに勘違いされそうな有様だったりする。
【ミカレヌ魔国 市場/ゲダツ】
>ロザリア、ミレイユ、ミカレヌ魔国市場ALL
「そうなのか?、む!この格好はおれの一張羅よ。――翼も(空の住人)ならば有り触れたモノ。」
実の事を言えば、彼が居た異世界(取り分け“偉大なる航路”では)に於いても人種は元より様々な亜人種やら異種族やらはそう珍しいモノでは無く(混血も進んでいる為余計に)、少なくともこの男が驚きはすれど過度に反応したり姿形の異なる存在(魔族)に警戒心を丸出しにしたりしていない理由でもある。
無論、獣人だのコボルトだの動くキノコ怪人だのオークだのエルフだの樹人だのは見慣れないしそういった存在が大勢いる場面に唐突に出くわすのもそうそうない経験ではある。
「何が起きた…か、ううむ…浴場の清掃中に盥にうっかり足を滑らせてうっかり湯船に落っこちたかと思えば気付けばうっかり此処の路面に埋まっていた…へそ!」
と、(うっかり)がゲシュタルト崩壊を起こしている様に羅列される有様である。
「否、全て“うっかり”なのだフワフワ角(※ミレイユの事を指しているらしい)よ。――名乗り遅れたな。おれはゲダツ、元神官、現青海は(温泉島・うっかり湯)の番頭をしている。へそ!」
と、そのまま自己紹介に持っていき始める。
周囲も一応風変わり且つ登場が色々とアレだったものの特に死人や怪我人が出た訳でもなく、(異世界人)自体も珍しいがこのところよく現れるからか、人だかりも徐々に減りつつある。
「――それで、此処は一体何処なのだ?」
と漸くそれらしい会話になり始める。
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