異世界の創造者(スレ主) 2023-08-24 16:02:04 |
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【ミカレヌ魔国 市場/ゲダツ(上空から急速落下→頭から地面減り込み)】【僭越ながら絡ませて頂ます。】
>ロザリア、ミレイユ、ミカレヌ魔国市場ALL
――
―噂をすればなんとやらという訳なのかは不明ながら(異世界からやって来た)というより(異世界から落ちてきた)と形容するのが正しい様な有様の輩が唐突に現れる。
ZGAAAAAANN!!
突如前触れも無く何かが市場の中に落ちた様な、或いは砲撃の着弾音めいた衝撃と派手な衝突音が響き渡り舞い上がった砂埃越しに先ず見えるのは…
黒いズボンと底の深い黒靴を履いた謎の大男の某犬神家状態になった下半身――つまり地面に上半身がそのまま減り込んだ様な…地面から人の下半身が生えているようなザマになっている異様な光景だった。
当然場所は通行者や買い物客が行き交う市場…幸い(落下)に巻き込まれた者は居ないもののちょっとした騒ぎと人だかりが出来始める、大方の目撃者はこの何者かも知れない(異邦人)が到底無事とも思えず(死人が出たのでは無いか)とか(アレは助からん)等の不穏な言葉が飛び交っている…
何せ頭から減り込んでいるのだから…
【マファリム王国住宅街/アルファ06(変装中)】
>マファリム王国住宅街ALL
―思ったより早いじゃないか、…“あちら”からも品が届いた旨の連絡は届いてる。確かに依頼は果たした様だな―これは後払い分の報酬だ。それじゃ今後も頼むぞ?(魔女)さんよ。
「はい、こちらこそ今後ともよろしく。」
そんなやり取りをした後満足気に立ち去っていく(依頼人)を見送った後、やや薄汚れた襤褸をフードの様に羽織った一人の黒髪の何処か無機質な雰囲気の少女(アルファ06)は受け取った銀貨の詰まった小袋を懐へ納めて踵を返してこの一見平和そうな古式ゆかしい街並みの住宅街を散歩がてら歩いていく。
「――何時見ても、綺麗」
歩きながら、彼女は見上げた青空に何処か只ならぬ思い入れがある様な含みのあるそんな言葉を漏らす。
(此処)に来てそれなりの日数が経つ。
初めは右も左も分からないが故に戸惑いも面倒事も頻発していたが、やっていく為に色々と模索した
結果として自分の持ち味を生かした(仕事)を手にする事が出来た。
そうして此処での足場を作りながらも目下の最優先事項も変わらない。
どうにかして、己の居た(世界)へと帰還する事…あの“永劫の闇夜”の(戦い)はまだ終わっていない。
己が生まれながらに課せられた兵としての役割もまた同義…
と、少しばかし歩きながら物思いに耽る
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