対立(〆)

？、
特に用はないけれど…。強いて言えばピクニック……？

( 何故かこちらに顔を見せないようにフードを被ったままふい、とそっぽを向いてしまった彼にきょとん！と瞳をまんまるにしては不思議そうに上記を問いかけながら首を傾げて。この森は誰かの所有地だっただろうか。否、確かそんな話は聞いた覚えがない。ともすればきっと彼の〝テリトリー〟なのだろう。天使はにこ！とその種族として実に見本的な柔らかい笑顔を浮かべれば｢ まあまあ！そう釣れないこと言わないで。今日はね、ピクニックだからサンドウィッチを持ってるのよ。一緒にいかが？ ｣と彼の意見をまるきり無視して隣に腰を下ろし。そうして手に持っていたバスケットを彼に見せるように膝においては、へにゃりと鼻が綻ぶように笑って。 )