対立(〆)

>キャロル

___は、え？

(今日も何時も通り何事もなく、時間が過ぎていくと思っていたのだがそれはどうやら違った様で。突如、自分以外誰も居ないと思っていたテリトリー内から、カサカサと軽快に草を踏む音が聴こえては、微睡みかけていた意識が軽く浮上して。未だに働かない頭で闖入者の姿を確認しようと辺りを見渡そうとした丁度その時、「こんにちは！」と元気いっぱいでありつつも、何処か心地良さを含んだソプラノの声が聴こえて。突然の声掛けにびっくりしたのか、呆気にとられた様に間抜けな声を出した。其の場から離れようとするかの様に腰をあげようとしたものの、こちらと同じ高さになるようにしゃがみ込む彼女が目に移れば、余程顔を見られたくないのかそっぽを向きつつ、先程の間抜けな声が出たのを誤魔化すかのように、コホンと軽く咳払いをすればぶっきらぼうに言い放って)

__こんな森の奥に何の用？用が無いならとっとと出ていって欲しいんだけど。

(承知いたしました。絡みにくいとかはありませんので、そのまま絡ませていただきました！こちらこそ、絡みにくい等ありましたら遠慮なく仰っていただければと思います。)