魔法少女機関【ヴェロニカ】（現代/ダークファンタジー/鬱）

"魔法少女"No.0035
霧に溶ける、悲観の"魔法少女"
個体識別名：フォギイ

柔らかな髪質をした茶髪のポニーテールに赤色のリボンを結び、透き通るように青く美しいものの、疾うの昔に光の喪われた昏く不気味な瞳をした外見上15歳程度の少女実体。全体的に年相応の柔らかさと清廉さの同居した成長途中の比較的端正な顔立ちをしており、服装はフリルやレースは控えめであるものの、スカートの下にスパッツを履いた動きやすさ重視のすっきりとしたデザイン。性格は基本的には穏やかであるものの、存外短気であるらしく沸点は低い。比較的初期に出現した「魔法少女」であるためか、悲観的な言動が目立つ。

契約している"妖精"
マリィ
白いふわふわの体毛と翡翠色の瞳を持っており、長く伸びた耳が特徴的な、小柄な草食獣のような姿をした可愛らしい"妖精"。契約者に雪を媒介とした"魔法"を扱わせる力を保有しているようだ。単体でも契約者の傷を癒やす能力を持つ反面言語機能は発達していないらしく、契約者のフォギイにのみ聞き取れる古代言語で喋る。

"魔法少女"No.0001
渋谷に出現した、最初の"魔法少女"
個体識別名：ヴェロニカ

純白の長髪を腰辺りまで伸ばし、まるで鮮血のように鮮やかな緋色の瞳からは疾うの昔に光が喪われている。ひどく長い睫毛に覆われた瞳は常に物憂げで、思わず息を呑むような凍れる美貌をした外見上17歳程度の少女実体。軍服を模したようなデザインの白い衣装を身に纏い、頭には月桂樹の冠が抱かれている。性格は物静かで穏やか、半ば諦観から来る柔らかな雰囲気を纏っている。感情を露わにすることは少なく、他の"魔法少女"実体の仲裁役に回ることが殆ど。

契約している"妖精"
ヴァニタス
引き摺るほどに長い純白の体毛と、体毛の隙間から覗く宝石のような青い瞳から構成される端正な美貌を持った兎のような姿の"妖精"。一見すると美しく見えるが、体毛の内側には無数の眼球と側部の裂けた不気味な口が潜んでいる。契約者には契約者自身の"慈悲"に比例した魔法を扱わせる力を保有しているらしい。音としては聞き取れるのだが、内容の理解できない特殊言語で会話する。


正に『どう足掻いても、絶望』な"魔法少女"たちの戦闘記録。そんなコンセプトで作りました。
レス解禁─