>斎藤くん …! ( 言葉を発する間もなく、車を降りて行ってしまった相手。暫く固まっていると、ふと我に返り。どうやら呼吸をすることさえ忘れていたようで、深く息を吸って吐くと口元を抑えて。本当にこんな歳にもなって口付けのひとつでこんな状態なのが情けない、と思いつつ、雑念を払うように車を発進させて。)