なんでもいいからなりきりしたい

＞斎藤
…なんで、最期まで優しいんですか…？本当に、先輩は残酷や…っ…先輩の、せいなのに…っ…先輩、ばか…っ…最期に、お願いしても、いいですか…？名前で呼んでください…っ、もう、先輩の前に現れない、から…っちゃんと、さよならするから…っ
(相手の優しさが辛く、でもまだ好きだから嬉しくて。だけど、これを最期に逢う事も無いだろうと分かってて。なら、せめて、最期に好きだった人に名前を呼んで欲しくて。家族も大切な人も居ない自分にとって、それだけが後悔する点だと分かって。)

>皇くん

いや、寧ろ。俺がこの前メイド服着させてしまったからこんなことになってるんじゃない？ごめん。
( メイド服を着せられているのは自分の責任なように感じて申し訳なさそうに。)


>斎藤くん

ううん。むしろありがとう。
斎藤くんは、手の怪我大丈夫？
( 暫く中田に対する苛立ちやら、自分への不甲斐なさから悶々としていたが、ハンカチを傷口に当てられてふっと我に返り。｢ハンカチ今度洗って返す｣と申し訳なさそうに笑うと相手の手を取り怪我を心配して。)

＞天羽
んー…多分ね、せんせーが言わなくても遅かれ早かれなってたと思う…じゃないと、女子があんなに素早く着せ替え出来へんもん！やから、せんせーのせいちゃうよ？
…制服教室や…ｯｽｰ…せんせー、たこ焼き以外も奢るんで、教室まで着いてきてもらってもええ？
(にぱっと笑い、先生のせいじゃないと伝え。早く着替えようと思うが、教室に制服を置いてきたことを思い出して)

>皇

……辛い想いさせてごめん。
好きになってくれてありがとう、彗太。
（ 今も相手を傷付けてしまっているのが痛い程分かる。しかし自分にはどうにも出来ない事で、微かに眉を顰めるともう二度と呼ぶ事のないであろう名前をハッキリと口に出して ）

>天羽

……本当に大丈夫、血もそんな出てないし。あのさ、先生……っと、危な、状況忘れてた。

（ ハンカチについては軽く頷く。時計を見て今日は帰るの遅くなるんだろうなと考えていたら手を取られて思考が一瞬止まり、次の瞬間には脈が速まるのを感じて彼に抱いてはいけない感情を持っている事を改めて自覚してしまうと相手の手を握って口を開くが、廊下から複数人の足音がすれば今の状況を思い出してすぐ離れ、「後で話す。」と言葉を足して ）

＞斎藤
…じゃぁね、斎藤先輩。大好きでした。ちゃんと、天羽先生に告白してな。
(最期にふわりと微笑み、後押ししてから、窓の方を向き。)

>皇くん

あぁ、もちろん。
あと、サービスはたこ焼きだけでいいから。
( ついてきてという言葉には快く頷き。奢るという言葉にはやんわりと断って。)


>斎藤くん

あ、あぁ。ごめん。
( 何も考えず手を取ってしまったが、相手の反応が妙だったためもしかして痛かっただろうか、とか色々考えて謝ると苦笑して。複数人の足音は警察や他の先生方で。当たり前だが事情聴取を受けることになり、遅く帰ることにはなれているし別に構わないが今になって、先程の事件のことを深く考え始め。 )

＞天羽
え！？マジで！？俺、他のクラスの奴とも仲良いから、いろいろおまけしてくれたりするよ？…本当にいいの？
とりあえず、教室までお願いしまーす!!
(驚き、本当に良いのか確認し。先生を盾にしながら歩き始め)

>皇

…ん、じゃあ。
（ そんな分かりやすい言動をしていただろうかと考えつつも名残惜しさを断ち切り、病室を後にして ）

>天羽

（ 警察署にて個別に行われた事情聴取は大分長引いて、説明の間に挟まる「君も君だよ。」だなんて身の上を見下し批判する小言を"仰る通りです。"と適当なワードで流すと荷物等も全てチェックされて被害者では無く加害者のような扱いだと考えつつも全て素直に従い、漸く帰ってもいいと言われたのは日を跨いだ頃で。取り敢えず部屋を出ると自販機で缶コーヒーを買い、ロビーに座って一口飲めば深い溜息を吐く。もう彼は帰ってしまっただろうか、とスマホを出そうとするが先程謎の押収を食らって手元に無いことを思い出しては軽く項垂れ、つい舌打ちし ）

……だる……煙草吸いてぇ…、

＞斎藤
…終わっちゃったなぁ…あーぁ…
(先輩の背中を見送り、2人に幸あれと願い。その後、医者に無理言って退院し。そのままその足で役所へ行ったりと数週間バタバタと身の回りの片付けを始め。片付けが終わり、気持ちも落ち着き。後悔なくいけるな、と思いつつ、色んな先生への挨拶をしに学校へ行き。)
……そろそろ、あの2人付き合ったんかねぇ…？
(職員室辺りを歩き、ふと気になって呟いて。)

>皇

（ 近々行われる文化祭、軽音部での活動も勿論あり大事なセトリ決めであーでもないこーでもないと言い合う部内は最近ピリピリしていたが漸く上手いこと纏まり、落ち着きを取り戻した。後は紙を顧問に提出するだけなのだが部活に顔を出さない先生なので一々職員室に届けに行かねばならず、昼休みに入ると届ける為に怠そうに廊下を歩いて ）

＞斎藤
文化祭終わるまでは居るってwん、売店寄ったら、教室戻るわwおん、じゃーな。また後で。
……あ。斎藤先輩、こんちは。
(向かい側から友人と一緒に歩いて。数週間ぶりに相手を見て。ただ、あの時とは違い、何もかも吹っ切れたのか始めて会った時みたいに明るく挨拶して。)

>皇

あぁ、お疲れ。もう秋なのに今日もまだまだ暑くて嫌になるよな…体調とか崩してないか？
（ 相手から挨拶されるとこちらも何事も無かったかのように返し、蒸し暑い廊下にげんなりしつつ軽い溜息を吐いて ）

＞斎藤
うん。大丈夫っすよ。今、体調崩してるヒマ無いんで。
…もうすぐ、転校するから、全力で学校生活楽しまないとって。
先輩は？体調崩して無いですか？
(あの日の様な精神的苦痛も身体的苦痛も無くて、一般的な元気の良い男子高校生で。)

>皇くん

皇くん、顔が広いよね。友達も多そう。
…あ、ついたよ。
( 相手の話を聞くとやはり彼の性格上友人は多そうだと微笑ましく。そう話しているうちに教室につき。)


>斎藤くん

……まだ残ってたんだ。
もう日付越えてるのに生徒をこんな時間まで拘束するかな、普通。
( その後彼と警察署まで行き、そこからは別々の聴取。はじめは事件のこと、中田先生の普段の行動などの聴取ばかりだったが、時間が経つにつれ、彼のことまで聞かれ。家の事、普段の学校での様子、あまつさえ過去の事件歴など、居てもたってもいられずこちら側が被害者だということを忘れていないかと、珍しく怒りを露わにしてしまい、後半はほぼ沈黙を貫き通した。部屋を出て暫く行くと、彼の姿を見つけ。日付けを越えているのにこんな時間までここに居座らせる意味が分からないと再び苛立ちを覚えながらも、落ち着いて相手の元に近づき声をかけて。)

＞天羽
そう、かな？まぁ、色んな部活に顔出てるしねー。
!あざっす!!すぐ着替えてきます!!ちょっとだけ待ってて！
(照れ臭そうに笑い、教室に着くと、待っててと言ってすぐ中に入って着替え)

>皇

なるほど。
俺は身体丈夫だから余裕、文化祭の件で胃に穴が開きそうだったけどもう解決したし。
（ 聞き返されれば笑みを浮かべてセトリの書かれた紙をひらひらと振って ）

>天羽

…びっくりした。先生も今終わった感じ？何で…って俺のせいか、あ"ー…クソ…俺はまだしも先生巻き込むのは違うだろうが…躾のなってねぇ犬だな。………本当にごめん、先生。

（ 声を掛けられるとまだ居ると思っていなかった為に少々驚きながら顔を上げて、不思議そうな表情で見つめるがある意味納得がいくと逆に癪に障り、自然と口から不満が洩れる。あまりの苛立ちに眉を顰めるが一度ゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせれば、静かな声で謝罪し ）

＞斎藤
ああ！軽音部の!また、遊びに行きたかったです。もう、時間ないけど…いつ発表なんですか？
(あの日以来、軽音部のみんなに会えてなくて、また会いたかった、と苦笑し。いつ発表するのか尋ね。)

>皇くん

うん。慌てなくてもいいよ。
( そういえば彼はひとつの部活だけでなく色々な部活に顔を出しているのだったと思い出すと納得して。教室の前で待つことに。)


>斎藤くん

…斎藤くんは謝る必要ないよ。
遅いし帰ろうか。送ってく。
( 彼が謝る必要は全くないと首を振ると、時間も時間だし帰ろうと提案を。幸か不幸か明日は学校が休みだ。事情聴取のせいでそういえば何も食べていないな、なんて思えばきっと相手も同じだろうと考えて。)

＞天羽
…終わった!ごめんなさい、お待たせしましたー!
いや～…メイク落とすのしんどっ…あ、せんせー、この後時間ある？あるなら、このままたこ焼きんとこ行こうかなって…
(急いで着替え。いつもと違い、クラスTに前髪をピンで止め。さっぱりした顔で出来て。)

>皇

文化祭二日間とも午後から。照明とか音響とか、かなりこだわってセットするし、暇だったら見においで。
（ いつもなら少し奢ったりを遠慮する部員達が、自分もそうなのだが遠慮の文字を忘れて選び抜いた機材が揃うステージで、今からワクワクしてしまう。微かに口元を緩ませつつ話して ）

>天羽

…お願いします。

（ 流石に送ってもらうのはと思うがスマホが無く、タクシーを呼ぶのも警察に頼まなければいけない状態で。正直、これ以上今日は関わりたく無くて頷くとゆっくり立ち上がる。ふと視線を上げるとロビーの先の廊下に取調を担当していた警察官を見付け、また小さく舌打ちしてしまえば不快な感情を断ち切るように歩き出し ）