1715 2023-08-09 23:56:12 |
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だめ、ミラちゃんが汚れちゃ――ッ
(咄嗟に放った制止の言葉は効力を持たず、締め付けられた傷口に走る鋭い痛みに思わず口許を歪める。無念にも彼女の袖口が血潮に染まるのを視界の端で捉えながら「洗っても落ちにくいのに」なんて他人事のように呟いたが、きっと今の彼女には届いていないだろう。己の問題に巻き込みたくない一心で平気だと嘘を重ねても、この状況でそれが通用するとも思えない。しかし、今はただ目前の修道女に縋る他ないことは火を見るよりも明らかだった。数秒の葛藤を経た後、躊躇いの残る口調で要求を口にして)
少しでいいから血が欲しい……かな、生き物なら何でも。飲めば薬代わりになるから
(/今月中と言いつつ間際のお返事となってしまい申し訳ありません、大変お待たせ致しました…!此方も暫くはゆっくりペースでのお返事となってしまいますが、変わらずお付き合い頂けますと幸いです。今後とも何卒宜しくお願い致します…!)
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