通りすがりさん 2023-07-31 16:16:22 |
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(了解致しました!こちらのロルが短すぎる、などありましたら遠慮なく仰ってください…!)
─おいで、私の可愛い子。
(仕切り越しからうっすらと寒々しい夜空と星々を見ることのできる、香を焚いた薄暗い寝所の中で一人、小さな灯りを頼りに厚く古びた書物の頁を手持ち無沙汰に捲っていた。窓から飛び込んできた風が羽織を僅かに揺らした時、耳に入ってきた声にその手を止めて。凛とした愛らしい声にきゅうと目を細めつつ、入室を許可する旨の返事を返し。従者が入ってくる前に書物を閉じて仕切りを下ろし、肘掛けに体重を預けた楽な姿勢で扉を見つめていて)
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