草紙 2023-07-25 19:05:42 |
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▼ 一条文子 様(>>72)
……!暗間、あまり文子に近付くな。というか、近い。
(解かれた掌に呆気に取られている内に、何やら勝手なことをつらつらと並べる彼の姿にむっと顔を顰める。嫉妬にも近しい感情から対面する彼の腕をパシ、と叩いて彼女の手を離すことを促し、困惑の様子を横目で見守りながら改めて「クラマ」と呼ばれた彼に見せ付けるよう、指先を絡め直そうとして。対面の黒は頬に微かな苦笑の色を浮かべてはいるものの、気にした風は無い様子。それよりも先に彼女にぶつけた疑問が未だに気に掛かっているのか、首は傾げたままで。「……居るのは分かってたけど、異割の元に居るのは意外だった。しかも今は三夜目だし、その中で一番気配の濃いのが異割……?」ぶつぶつと零しながら、目線は何処を向いているのか分からないまま瞳を揺らす。やがて結論が出ない、という結論に達したか短く首肯すると、彼女の耳に唇を寄せて)……まあ、異割なら安全圏かな。あんた、突止には気を付けろよ。
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