草紙 2023-07-25 19:05:42 |
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>48 異割様
……そうね。ありがとう。
(予期せぬ声が鼓膜に触れ勢い良く顔を反対側に向ければ、一寸先には見慣れた美しい顔。驚倒ゆえに挨拶を返すことが叶わず、無遠慮な視線に曝されては居た堪れなさそうに当て所なく目を彷徨わせ。体勢を崩した彼が紙面に手を伸ばしたのを皮切りに、一連の動きを目で追っていると如何やら水を出現させている様子。やがて差し出された細やかな装飾が可愛らしい湯呑みをゆっくりと受け取れば、粗雑な動作ではありながらの甲斐甲斐しい気配りに自然と相好が崩れてしまう。余所行きの笑顔ではない素のそれに自身では気付かぬまま短く礼を告げ、下と側面に手を添えた丁寧な所作で口に含むと半分まで嚥下したところで起床時の疑念が再び脳裏に蘇り。まさかとは思うが、やはり就寝中離れず傍に居てくれたのだろうか。ふと湯呑みを下げ徐ろに彼を見遣り、恐る恐るといった体で問い掛け。)
もしかして…、私が寝ている間ずっと傍にいてくれたのかしら?
( /流れにつきまして了解致しました!此方もどのように進んでいくのか楽しみにしております。返信不要とのことだったのですが、お返ししてしまって申し訳御座いません…!それではこれからも何卒宜しくお願い致します。 )
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